2014年07月04日

ときどき頭上か

ときどき頭上か
法要のため、久しぶりに四天王寺を訪れた。
近くの学園の女生徒たちが下校していく商店街を、すこし脇に入ると石の鳥居がある。
鳥居というものは、一般的には神社にあるものだけれど、四天王寺には石の鳥居がある。吉野の銅の鳥居、安芸の宮島の木の鳥居とともに、日本三大鳥居のひとつとされている。
聖地結界を示すものとされる、その石の鳥居をくぐり、さらに西の大門(写真)から境内に入る。
正面の五重塔が、澄んだ秋空をもちあげていた。

鐘つき堂とも呼ばれる北鐘堂(黄鐘楼)(写真)で、お坊さんに簡単なお経を上げてもらい、焼香をして、さいごに戒名が墨書された経木をいただく。
このお堂の鐘の音は、極楽浄土までも響くといわれている。
鐘は天井の裏にあるので見ることはできない。読経の合間に、ときどき頭上から鐘の響きだけが降ってくる。
薄暗い拝殿の壁面に、聖徳太子の十七條憲法の十四條「群臣百寮嫉妬することなかれ」という文句が貼られてあった。

群臣百寮という言葉の意味がわからなかったので、あとで調べてみたら公家百官のことだとあった。これも解りにくいが、『冠位十二階』という位階制が定められた当時において、いくぶん位の低い者のことを群臣百寮と表現したようで、身分の低い者がより身分の高い者を嫉妬してはならないと戒めたものらしい。より優れた才能を素直に認め、賢者を快く受け入れなければ国は治まらないということらしい。
人間関係をややこしくする嫉妬心は、男女の関係だけにはとどまらないのだ。


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