2015年03月30日

自分の人生


今朝9時からのテレビ東京「ふるさと再生 日本の昔ばなし」で、
桃太郎、金太郎、浦島太郎の三本をやっていた。
なに? auの差し金?
などと思いつつも、見るともなく見ていたが、
浦島太郎を見終わって、なんだかひどく悲しい気持ちになった。
「ありきたりの毎日がつまらないと思っていたけど、それが大事だって分かったんだ。おら、村の暮らしに戻りてぇ」というようなことを乙姫様に申し出て、元の世界に戻った浦島太郎。
竜宮城での何不自由ないバラ色の生活よりも、生まれ育った地でのつましい暮らしを選んだのだ。
なんてもったいない!!
と思わなくもないが、でも、実際、そんなものかもしれないと思う。
苦労があるからこそ、喜びも大きい。
そして、苦楽を分かち合う人がいてこその、自分の人生。
幸せはお金では買えないって言うし、ね。
そういえば、「苦労は買ってでもしろ」と言ったりもするけれど、
まさか、本当の金持ちは苦労をお金で買ったりするのか?
なんて無駄なお金の使い方!
…て、違うよね。
ものの例えだってば。
などと、しょーもないことを頭でこねくり回しながらも、
とにかく、本当加州健身中心の幸せに気づいた浦島太郎さん、
あんたはエライ!!
つらいことの多い日常には、きっとそれだけ幸福もたくさん存在するのだ。
要は、その幸せに気づくことができるかどうか、かみしめて味わうことができるかどうか、ということなのだ。
それが分かった時点で、浦島太郎は、幸福への切符を手に入れたはずだった。
しかし、新しく出直そうと生まれ故郷に帰ってきた太郎を待ち受けていたのは、とてつもない悲劇なのだ。
よく知っているはずの村はすっかり様変わりして、自分を知る人は一人もいない。
竜宮城に滞在している間に、地上界では300年の時が経っていたのだった。
途方に暮れる浦島太郎。
玉手箱。
立ち上る煙。
白髪の老人となった太郎の姿。
こんな仕打ちってないよね…
カメを助けた優しい人に…
結局このお話って、人生はままならない という教訓なのか。
救われない気持ちでネットを見ていたら、相対性理論に行き当たった。
かのアインシュタインによると、
運動している物体の経過時間は、静止している物体の経過時間に比べて相対的に遅くなる。この現象は日常的には判らないが、光速に近づくと顕著になる(理論的には、光速に達すると時間は止まってしまうことになる)。そのため、光速に近い速度の宇宙船に乗って宇宙旅行をして帰還すると、地上では宇宙船での何倍もの時間が経過しており、宇宙船の乗組員は、さながら浦島太郎の様相を呈することとなる。そのため、日本では、この効果のことを俗にウラシマ効果と呼んでいる。(*Wikipediaより)
「宇宙船」のくだりから、ここは地球だった… という『猿の惑星』のラストシーンを連想し、ますます気持ちが沈んでいくsweat02
さらに、カメが浦島太郎を乗せて光速で竜宮城へ泳ぐ姿をイメージしては、カメを忌まわしく思ったり。
日曜日の朝からなにやってんだろ…coldsweats01
そんな私の心を和ませてくれたauのCMから、お気に入りの一作をご覧あれ。
キジがいい演技してる!



Posted by guiei at 16:30│Comments(0)derhun
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